「ゲラン シャリマーって古い香水って聞いたけど実際どんな匂い?」「オリエンタル系の重厚な香水に挑戦してみたい」——そんな疑問を持ってたどり着いた方へ。ゲラン シャリマー EDPは、ベルガモットの爽やかな幕開けからジャスミン・ローズの豊かなフローラル、そしてバニラ・インセンス・サンダルウッドの深いオリエンタルベースへと変化する、香水史に残るオリエンタル名香です。1925年に調香師Jacques Guerlainが生み出し、EDPバージョンは1990年にリリース。「シャリマー(Shalimar)」とはインド・ムガル帝国の皇帝が妃のために造らせた庭園の名前で、「愛の聖地」を意味します。この記事では、ノート時系列・持続・シーン・値段・似てる香水まで編集部が徹底解説します。
※本ページはAmazonアソシエイト・プログラムのリンク(広告)を含みます。
- EDP/レディース/オリエンタル系
- 30ml・50ml・90ml の容量別をAmazonで比較
- EDT・パルファン版も展開あり
ゲラン シャリマー EDPの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | シャリマー オードパルファム(Shalimar Eau de Parfum) |
| ブランド | ゲラン(Guerlain) |
| ライン | EDP(オードパルファム) |
| 性別 | レディース |
| 香り系統 | オリエンタル |
| 発売年 | 1925年(パルファン原点)/EDP:1990年 |
| 調香師 | Jacques Guerlain |
| 状態 | 定番 |
| 編集部評価 | 持続:★★★★★/拡散:★★★★☆/甘さ:★★★★☆/清潔感:★★☆☆☆ |
ゲラン シャリマーの誕生は1925年。調香師Jacques Guerlainが、インド・ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーン(タージマハルを建てた人物)が妃ムムターズ・マハルのために造らせた「シャリマール庭園」に触発されて創作しました。当時の香水市場で「エチルバニリン」(合成バニラ香料)を大量に使用するという革新的なアプローチで、「世界初のオリエンタル香水」と位置づけられる歴史的な1本です。1925年のパリ万博での展示後、世界中の女性を虜にし、100年を超えた今も現行品として販売されています。EDPバージョンは1990年にリリースされ、パルファン版よりも軽く現代的に使いやすいコンセントレーションとなっています。
どんな香り?ノート3層分解

トップノート(0〜20分):シトラス類(ベルガモット、レモン、マンダリン)とシダーが明るく開きます。「オリエンタルの女王」というイメージとは裏腹に、最初の印象は爽やかで透明感があります。ベルガモットの柑橘がフレッシュな幕を作り、シダーが軽い木質感を加えます。これがトップとして機能することで、重厚なオリエンタルベースへの「助走」を自然にします。「意外と入りやすい」という感想はこのトップの設計による効果です。(公式:シトラス類、ベルガモット、レモン、シダー、マンダリン)
ミドルノート(20分〜4時間):アイリス、パチョリ、ベチバー、ジャスミン、ローズが複雑に展開します。アイリスのパウダリーな花の香りが優雅な骨格を与え、ジャスミン・ローズが豊かなフローラルの核となります。パチョリとベチバーがアーシーでスモーキーな大地感を加え、「フローラルとアーシーが溶け合う」独特の複雑さが完成します。「エキゾチック」「妖艶」という評価はこのミドルで決まります。現代のフローラル香水とは全く異なる深さと存在感があります。(公式:アイリス、パチョリ、ベチバー、ジャスミン、ローズ)
ラストノート(4時間以降):インセンス、バニラ、レザー、オポポナックス、シベット、サンダルウッド、トンカ、ムスクが深く長く続きます。ここがシャリマーを「ただのフローラル」から「オリエンタルの女王」にする核心部分です。バニラとオポポナックス(乳香に似たスパイシーな樹脂)の甘さが肌に溶け込み、インセンスの神秘的なスモーク感が絡みます。レザーの獣性と、サンダルウッドのなめらかさが共存する、複雑で官能的な長い余韻です。「翌朝服にまだ香っている」という報告が多く、EDPとしては異例の持続力を持ちます。(公式:インセンス、バニラ、レザー、オポポナックス、シベット、サンダルウッド、トンカ、ムスク)
編集部評価
シャリマーを一言で言えば「100年の歴史が証明した、オリエンタル香水の究極形」です。
持続(★★★★★):EDPとして10時間以上の持続を報告するレビューが多数あります。オリエンタルのベースが肌に深く密着し、翌朝まで残るほどの長持ちは唯一無二です。
拡散(★★★★☆):最初の拡散は強めです。特に気温が高い日は存在感が増します。つけすぎに注意が必要で、初めて使う場合は手首1か所から始めることをおすすめします。
甘さ(★★★★☆):バニラ主体の甘さで、グルマン系とは異なる「東洋的な濃厚な甘さ」です。慣れない方には「きつい」と感じることもありますが、熟練した香水愛好家には「甘さの深み」として評価されます。
清潔感(★★☆☆☆):意図的に清潔感の外にある香りです。「妖艶」「官能的」「神秘的」という評価が正確で、石鹸系やシトラス系の「清潔感」とは全く異なる世界観を持ちます。
シャリマーはどんな人に向くか
「シャリマーが似合う女性像」という概念は実在します。オリエンタルの重厚さは、香水に慣れた人・個性を大切にする人・特別な場面で本物の存在感を放ちたい人に向いています。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 香水愛好家・コレクター | 香水を始めたばかりの方 |
| オリエンタル系が好きな方 | 甘い香りが苦手な方 |
| 個性的なフレグランスを求める方 | オフィスや密閉空間での使用が多い方 |
| 30〜40代以上でヴィンテージ感を好む方 | 清潔系・爽やか系を求める方 |
似てる香水・代替提案
シャリマーに惹かれた方や近い方向性を探している方への提案です。
同じゲランのオリエンタル系:ゲラン モン ゲラン(バニラ×バラ)は現代的にアップデートされたオリエンタルで、シャリマーより軽く入りやすいです。
よりバニラ寄りのオリエンタル:イヴサンローラン オピウム(スパイシーオリエンタル)、ティエリーミュグレーエンジェル(グルマンオリエンタル)が近い方向性の選択肢です。
より現代的なオリエンタルとして:トムフォード ブラックオーキッド(ダーク×フローラルオリエンタル)がよりモダンな入口として機能します。
値段・容量・どこで買うのがお得か
ゲラン シャリマー EDPの参考価格(2026年6月時点・Amazon参考):
容量別の選び方
| 容量 | 参考価格(Amazon) | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 30ml | 約8,000〜12,000円 | 初めての試用に |
| 50ml | 約12,000〜18,000円 | 標準サイズ |
| 90ml | 約18,000〜25,000円 | ヘビーユーザー向け・コスパ |
シャリマーのバリエーション
| バリエーション | 方向性 |
|---|---|
| シャリマー EDP(本記事) | オリエンタル本命・現代的なバランス |
| シャリマー EDT | より軽く爽やか |
| シャリマー パルファン | 最も濃厚・究極のオリエンタル |
| シャリマー フィルトル ドゥ パルファン | よりスモーキー・インセンス強調 |
よくある質問
Q. ゲラン シャリマーはどんな匂い?一言で言うと?
A. 「ベルガモットの軽い入りからバニラ×インセンスの深いオリエンタルへと変貌する、100年の歴史を持つ妖艶な名香」です。軽い香水に慣れている方には最初は驚くほどの重さですが、その深さに魅了されると他では得られない体験です。
Q. 何時間くらい持続する?
A. EDPとして10時間以上、ベースノートは翌朝まで残るケースも多いです。「少量で十分」という意味でコストパフォーマンスは高いです。
Q. 若い人が使うのは難しい?
A. 「シャリマーは年齢を選ぶ」という従来のイメージはありますが、使う量と場面を選べば年代は問いません。少量・夜の外出で試してみることをおすすめします。
Q. 甘さがきつくて苦手だけど、似た雰囲気で軽いものは?
A. ゲラン モン ゲランかイヴサンローラン ブラックオピウムが、近いオリエンタルの雰囲気でより現代的に使いやすい選択肢です。
まとめ
ゲラン シャリマー EDPは、1925年の誕生から100年以上にわたり「オリエンタル香水の女王」として君臨し続ける、香水史に永遠に残る傑作です。ベルガモットの清涼な幕開けからバニラ・インセンス・レザーの深い余韻まで、現代の「量産型フレグランス」では体験できない深さと個性があります。香水の歴史を「まとう」という体験として、特別な場面に向く1本です。
こんな記事も読まれています
出典・参考
- Fragrantica:https://www.fragrantica.com/perfume/Guerlain/Shalimar-Eau-de-Parfum-53.html
- ゲラン公式(US):https://www.guerlain.com/us/en-us/p/shalimar-eau-de-parfum-P011355.html
- Wikipedia:https://en.wikipedia.org/wiki/Shalimar_(perfume)
関連まとめ:オリエンタル系香水のおすすめ【甘く官能的な香り】




コメント