この記事は香水「ル ラボ アナザー13(Another 13)」のレビュー記事です。同名の楽曲やメディアの情報をお探しの方はお手元の検索をご利用ください。
「ル ラボのアナザー13ってどんな香り?」「なんで人気なの?」——そんな疑問を持ってたどり着いた方へ。アナザー13はアンブレット(ジャコウアオイ)のナチュラルムスクを核に、ジャスミンとモスが微量に絡み、アンブロクサンと合成ムスク系原料が「体温と融合した肌のような香り」を生み出すフローラルムスク系の一本です。「何の香水?」と聞かれず「この人なんかいい匂い」と思わせる——そんな「透明な存在感」が世界的に評価されています。An0ther Magazineとのコラボレーション作品として2010年に誕生した、ル ラボを代表するユニセックスフレグランスです。
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- EDP/ユニセックス/フローラルムスク系
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ル ラボ アナザー13(香水)の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | アナザー 13 オードパルファム |
| ブランド | ル ラボ(Le Labo) |
| ライン | EDP(オードパルファム) |
| 性別 | ユニセックス |
| 香り系統 | フローラル × ムスク |
| 発売年 | 2010年 |
| 調香師 | ナタリー・ロルソン(Nathalie Lorson) |
| 状態 | 定番 |
| 編集部評価 | 持続:★★★★★/拡散:★★☆☆☆/甘さ:★★☆☆☆/清潔感:★★★★★ |
アナザー13は2010年、ル ラボとファッションマガジン「An0ther Magazine」のコラボレーション作品として誕生しました。編集長ジェファーソン・ハックの発案で、「もうひとつの(Another)なにか」を香りで表現する試みです。使用された原料の数がちょうど13だったことから「13」という名前がつきました(ル ラボ公式より)。調香師ナタリー・ロルソンが手がけたこの香りは、「人工的な香水らしさを消し、肌そのものが香るような印象を作る」という挑戦的なコンセプトで設計されています。当初は限定品でしたが、現在はル ラボの定番ラインに加わり、世界中で支持されています。
どんな香り?ノート3層分解

トップノート(0〜15分):ペア、アップル、シトラスが静かに開きます。「トップノート」と言っても存在感は非常に控えめで、「あ、フルーティかな」と感じる程度です。これは意図的な設計——アナザー13は「主張するトップ」を持たず、はじめからムスクへと移行する準備をしています。シトラス系の清涼感がわずかにあり、不快感ゼロの中性的な出だしです。(公式:ペア、アップル、シトラス)
ミドルノート(15分〜3時間):アンブレット(アンブレットシーズ/ジャコウアオイ種子)、アミルサリチレート、モス、ジャスミンが核になります。アンブレットは動物性ムスクに最も近い植物性原料のひとつで、「体温のような温かい清潔感」を自然に生み出します。アミルサリチレートはラズベリーとハーブを感じさせる甘い香気で、硬すぎず柔らかい印象を加えます。モスは控えめな土感とアーシーな奥行きを与え、ジャスミンが透明な花の気配を遠くに置きます。この段階から、アナザー13の最大の特徴「これは香水ではなく、この人自身の香り」という印象が生まれ始めます。(公式:アンブレット、アミルサリチレート、モス、ジャスミン)
ラストノート(3時間以降):アイソ E スーパー、セタロックス(Cetalox/アンブロクサン)、ヘルベトリド(Helvetolide)、アンブレトリドが残ります。これらはすべて「ムスク系合成香料」で、アナザー13の長時間持続を支える骨格です。アイソ E スーパーは木質感と温かさを持ち、「肌の上で消えない」有名な持続性原料です。セタロックス(アンブロクサン)は体温と溶け合う密度感を作り、「この人から離れたくない」というような引力を生みます。これら全ての原料が「体温感・清潔感・長持ち」というアナザー13の個性を形成します。(公式:アイソ E スーパー、セタロックス、ヘルベトリド、アンブレトリド)
詳しい持続詳細は アナザー13のノート分解・持続詳細 へ。
編集部評価
アナザー13を一言で言えば「これが自分の肌の香りだ、と思わせる透明な引力」です。
持続(★★★★★):12時間以上持続するとの評価が多く、ニッチ香水の中でもトップクラスです。アイソ E スーパーとアンブロクサンのダブル持続効果が肌に刻まれます。翌日でも服に残ることがあります。
拡散(★★☆☆☆):拡散は非常に控えめです。「つけた本人には確かに香るが、周囲には届きにくい」という設計で、これは意図的です。「自分のために香る」「近くにいる相手だけが気づく」という使い方が最も効果的です。
甘さ(★★☆☆☆):甘さは控えめです。ムスク特有の「人の体温感」を持ちますが、バニラやフルーツの甘さとは全く異なります。甘い香水が苦手な方でも受け入れやすいです。
清潔感(★★★★★):これが最大の評価ポイントです。「石けんより清潔」「肌そのものが清潔に香る」という表現が多く、「いつもより清潔に見られる」香水として機能します。
向いているシーン・年代
| シーン | 適合度 | コメント |
|---|---|---|
| デート(接近戦) | ★★★★★ | 近距離でじわりと届くムスクが最大に発揮 |
| 日常使い | ★★★★★ | 押しつけがましくなく毎日つけられる |
| オフィス | ★★★★★ | 拡散が控えめで周囲への配慮ゼロ |
| 特別なシーン | ★★★★☆ | 「何の香水?」ではなく「あなたの匂い」として刻まれる |
| 夏 | ★★★★★ | 軽い拡散が暑い季節に最高に合う |
| 冬 | ★★★★☆ | 体温で温かくなるムスクが季節にも合う |
年代・性別の傾向:20代後半〜50代まで幅広く、性別問わず愛用されています。「香水コレクターが必ず1本試す」という評価と、「香水初心者が試したら次のレベルに目覚める」という評価の両方があります(Fragrantica等ユーザー評価傾向より)。
似てる香水・代替提案
アナザー13の「クリーンムスク」「肌に溶け込む透明な存在感」という方向性で他を探すなら:
価格を抑えて同系統を試したい場合
バイレード ブランシュ(50ml・約¥30,000〜):ホワイトムスクとサンダルウッドによるクリーンムスクで、アナザー13と近い「清潔で透明」な存在感があります。アナザー13より花の印象が強く、より「白い清潔感」を求める方向けです。
ナルシソ ロドリゲス フォーハー EDP(50ml・約¥13,000〜):アンブロクサン多用の「肌に溶け込む透明なムスク」はアナザー13と共通する特性があります。より入手しやすく価格も抑えられるため、「アナザー13系が好きだが予算が…」という方の代替として検討価値があります。
→ より詳しい比較は ル ラボ アナザー13に似てる香水まとめ へ。
値段・容量・どこで買うのがお得か
2026年6月時点の参考価格:
| 容量 | Amazon参考価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 1.5ml | ¥2,000〜3,000前後 | サンプル・試香用 |
| 15ml | ¥15,000〜18,000前後 | お試し旅行用 |
| 50ml | ¥40,000〜50,000前後 | スタンダードサイズ |
| 100ml | ¥70,000〜85,000前後 | コスパ最良 |
まず1.5mlサンプルで試してから購入判断することを強く推奨します。ル ラボ公式ストア・百貨店での購入が正規品として安心です。
よくある質問
Q. アナザー13は何かと間違えて検索されませんか?
「アナザー13」という名称は、同名の楽曲や映画作品と混同されることがあります。この記事は香水のル ラボ アナザー13(Another 13 by Le Labo)についてのみ記載しています。楽曲・映画をお探しの方は別途検索をご利用ください。
Q. 「肌の香り」と言われる理由は何ですか?
アンブレット(植物性ムスク)とアンブロクサン(合成龍涎香成分)が、人の体温感・皮膚の自然な香りに近い成分を生み出すことが理由です。「自分の肌が良い匂いになった」という感覚が「肌の香り」と表現される原因です(Fragranticaユーザー評価、調香師解説より)。
Q. 拡散が弱い香水なのに、なぜ高価なのですか?
使用されている原料の品質と希少性、ル ラボのブランドコンセプト(店頭でその場で調合する方式)、ニッチ香水市場の価格帯が高い傾向があります。「拡散の強さ=価値」ではなく、「自分のための、近くにいる人のための香り」という哲学に価値を見出す方が多いです。
まとめ:こんな人に向いている
ル ラボ アナザー13(香水)が特に向いているのは:
- 「自分の肌から良い匂いがする、と思わせたい」方
- 周囲への配慮が不要なほど控えめな拡散の香水を探している方
- 「香水をつけている感を出したくない」が「何かつけたい」という方
- ニッチ香水の世界をより深く探求したい方
押しつけず、でも近づくほどに引力を増す——そんな香水が好きな方には、他に代えがたい1本です。
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